アメリカに、無料のビジネス・スクールが誕生する

  • 2015.10.18 Sunday
  • 09:39

アメリカに凄い試みをするビジネス・スクールが現れました。
何と、MBAを取得する学生全員に対して2年間の学費を無料にするというのです。
それが、上の写真のアリゾナ州立大学W.P.キャリー・スクール・オブ・ビジネスです。


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By LINDSAY GELLMAN
Wall Street Journal 2015 年 10 月 16 日 12:15 JST

 米アリゾナ州立大学W.P.キャリー・ビジネススクールでは来年度(来年秋学期)から、経営学修士(MBA)プログラムの正規の新入生全員に対して、学費を全額カバーできる奨学金を提供する計画だ。型にはまらない経歴や目標を持った学生を引きつけることを目指すもので、新たなビジネス関係のカリキュラムを開始しようとしている。

 大学院生とともに学部生向けのプログラムもあるキャリー・ビジネススクールのエイミー・ヒルマン学部長は、学費無料化の中核にあるのは、MBAコースの姿を変えたいという同校幹部たちの熱意だったと説明した。

 ヒルマン学部長の言葉を借りれば、キャリー・ビジネススクールの正規の学生は全般に「かなり伝統的なMBAコースの学生」。同校の就職あっせんデータによると、卒業生の大半はテクノロジーや製造、金融といった業界に就職している。

 同校の2年間のMBAプログラムの学費は、何の優遇措置もなければ同州出身の学生なら5万4000ドル(約640万円)、外国人なら9万ドル。このため非営利団体での仕事に興味があったり、MBAプログラムに通う費用を払えずにMBAコースへの進学を断念する学生が多いことがわかった。

 同校は、学費が障害でなくなればどうなるだろうかと考えた。そして不動産業界の有力者で慈善家のウィリアム・キャリー氏による2003年の寄付金5000万ドル(約60億円)に目を向けた。この寄付金は新たな教授陣の採用に充てられる予定だったが、同校幹部は今は学生に資金を使うべき時だという意見で一致したとヒルマン学長は話した。

 キャリー・ビジネススクールの正規のMBAコースには現在、1年目の学生が約86人在籍している。来年秋からは最大120人について、学費を免除する予定だという。同校は費用概算については情報を明らかにしなかった。

 同ビジネススクールの学生数は学部生も含め1万3500人を上回っている。内訳は学部生が1万2000人超、大学院レベルのいわゆるMBAプログラムの学生が約800人で、その中には聴講生やオンラインの受講生も含まれる。

 法科大学院の中には卒業生の就職市場の厳しさも考慮して奨学金を拡大したり、学費を大幅に引き下げたりしているところもあるが、経営大学院の卒業生の就職状況はこのところ順調だ。

 同ビジネススクールの正規MBAプログラムの今年の卒業生のうち約90%は卒業から3カ月後には職に就いていて、平均初任給は9万9000ドル近かったという。

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ちなみに、キャリー・スクールは、フォーブスの2015年版全米ビジネス・スクール・ランキングでは、47位となっています。


学費が完全に無料になるというのですから、志願者の数が増加する可能性は高く、これからは合格するのが難しくなることでしょうし、ランキングも上がるかもしれません。

ゆえに、たとえ入学するのが難しくなっても、その困難に挑戦する価値は十分にあります。1位のスタンフォードや2位のハーバードほどのネームバリューやブランドパワーはありませんが、勉強の内容は同じです。必死に勉強して、MBAを取得できたら、成功の鳥羽口に立てます。

挑戦しようという日本人が続々と現れることを願ってやみません。

今日の教訓:金がなくても、ビジネス・スクール留学は可能である!
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