気になる英語表現(19‐172):legit
- 2019.07.25 Thursday
- 06:56
ジュラシック・ワールド [Blu-ray] | |
クリス・プラット,ブライス・ダラス・ハワード,ヴィンセント・ドノフリオ,タイ・シンプキンス,ニック・ロビンソン | |
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン |
ジュラシック・ワールド/炎の王国 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray] | |
2018 | |
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン |
『ジュラシック・ワールド』(2015)『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)の
ブライス・ダラス・ハワードが、有名映画監督である実父ロン・ハワードのことを
“legit”を使って語りました。
一体全体、どういうことなのでしょうか。
気になります。
勉強してみましょう。
“legit”が登場するのは、次の記事のヘッドラインと本文です。
Bryce Dallas Howard: My dad Ron Howard 'legit' thought Jessica Chastain was me
Erin Jensen USA TODAY
Published 8:03 am. ET Jul. 24, 2019 | Updated 10:56 am. ET Jul. 24, 2019
おわかりでしょうか。
“legit”は、この場合、「本当のことをいって」を表す副詞です。
俗語なので「まじで」というぐらいのニュアンスだといえます。
“legit”は、もともと“legitimate”を縮めた俗語表現です。
名詞で「ホンモノ」、
形容詞で「合法的な、ホンモノの、本当にすばらしい」を表します。
というわけで、ヘッドラインを訳すと、
ブライス・ダラス・ハワードが語る
私のパパ、ロン・ハワードは、ジェシカ・チャステインを私だと「マジで」おもったみたい
となるのでした。
ロン・ハワードは、『ビューティフル・マインド』(2001)でアカデミー監督賞を受賞し、
『アポロ13』(1995)など数々の大ヒット作を作った巨匠です。
そのハワードが、アップルストアを訪れたときのことです。
ジェシカ・チャステインも友だちとともに、たまたまその店に立ち寄りました。
そして、ロン・ハワードの存在に気づいたのです。
すると、ハワードがある人に対して「ブライスを見た気がする」といったと
友だちがチャステインに語ったのです。
そして、のちにブライスが父親にそのことをいうと、
ふたりは本当に似ていると答えたとか。
確かに似ていますが、ふたりの大ファンからすれば、“legit”かなり違う感じがします。
面白いものです。
関心のある方は、上の記事に載っているふたりの写真を見比べてみてください。