気になる英語表現(19‐116):salutatorian

  • 2019.05.03 Friday
  • 09:49

 

アメリカでは、卒業シーズンです。

そんなときに“salutatorian”になれなかった高校卒業生が、訴訟を起こしました。

 

一体全体、どういうことなのでしょうか。

気になります。

勉強してみましょう。

 

salutatorian”が登場するのは、次の記事のヘッドラインと本文です(掲載紙は、USA Today)。

 

 Black student robbed of salutatorian because district feared white flight, lawsuit alleges
 Alissa Zhu, Mississippi Clarion Ledger 
 Published 1:49 p.m. ET May 2, 2019 | Updated 6:06 p.m. ET May 2, 2019

 

おわかりでしょうか。

 

salutatorian”とは、「次席の成績で高校を卒業する人」のことです。

 

salutatorian”は、卒業式で来賓への開会の式辞(salutatorian)を述べます。

それに対して、「首席卒業生」は“valedictorian”といい、

卒業式で別れの言葉(valediction)を述べる「卒業生総代」を勤めます。

 

white flight”は、直訳すれば、「白人の脱出」。

日本では、「ホワイト・フライト」として表記され、

白人が非白人の多い地域から、白人の多い地域に移り住むことを意味します。

 

lawsuit”は、「訴訟」「訴状」。

 

allege”は、「…を申し立てる」。

 

 

というわけで、ヘッドラインを訳すと、

 

 黒人高校生、ホワイト・フライトを恐れた学区のせいで、次席卒業生の権利を奪われる、

 訴状の申し立てによれば

 

となります。

 

問題の学区は、ミシシッピー州ジャクソンにあるクリーブランド学区です。

人種差別の烈しいことで知られる同州は、

それをなくす(desegregate)ために高校を新設しました。

その一期生として卒業したのが、訴訟を起こしたオレシア・ジェームズさんです。

 

訴状によれば、白人と黒人の融合をめざした高校なのに、

ホワイト・フライトを恐れた学区と高校が、ジェームズさんの成績を故意に下げ、

実際には成績が悪かった白人を“salutatorian”にしたというのです。

しかも、同区は“valedictorian”の権利を黒人高校生から奪った過去があるとか。

 

アメリカの人種差別問題、一筋縄ではいきません。

 

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