気になる英語表現(19‐100):white fragility

  • 2019.04.11 Thursday
  • 07:59

 

white fragility”という言葉をめぐって、USA Todayが記事を書いています。

 

一体全体、どういうことなのでしょうか。

気になります。

勉強してみましょう。

 

white fragility”が登場するのは、次の記事のヘッドラインと本文です。

 

 What does 'white fragility' mean? Facebook discussions about race add new words to dictionaries
 Jessica Guynn, USA TODAY 
 Published 8:59 a.m. ET April 10, 2019 | Updated 12:48 p.m. ET April 10, 2019

 

おわかりでしょうか。

 

white fragility”には、まだ公式の訳語がないようです。

したがって、直訳をしてみましょう。

この場合、“white”は「白人」を指します。

fragility”(frədʒíləti)は、「脆弱、虚弱」のこと。

ゆえに、「白人脆弱性」と訳せます。

 

というわけで、ヘッドラインを訳すと、

 

 「白人脆弱性」とは、どんな意味なのか?

 人種についてのフェイスブックの議論が、新語を多くの辞書に付け加えさせている

 

となります。

 

white fragility”は、2011年にロビン・J・ディアンジェロが作った言葉です。

ディアンジェロ(1956年9月8日生まれ)は、ワシントン大学で博士号を取得した社会学者。

現在、ウエストフィールド州立大学で複合文化教育の教授をしています。

昨年は、その研究をまとめた次の本を出し、ベストセラーとなりました。

 

White Fragility: Why It's So Hard for White People to Talk About Racism
Michael Eric Dyson
Beacon Press

 

この“white fragility”を、

米大統領選が行われた2016年に、オックスフォード英語辞典が「今年の言葉」に選び、

先週オンライン英語辞典Dictionary.comに所載されました。

 

その定義です。

 

 the tendency among members of the dominant white cultural group

 to have a defensive, wounded, angry, or dismissive response to evidence of racism

 

 支配的白人文化集団に属する構成員の間にある

 人種差別主義の証拠に対して自己弁護し、傷つき、怒り、否定的反応をする傾向

 

つまり、人種差別をしている白人が、そのことを批判されたときに逆ギレすることが、

white fragility”なのです。

 

こうした言葉を、フェイスブックなどのSNSのユーザーが取り上げ、議論しています。

そのことにより、次々と新語が生まれ、辞書に所載されているのです。

 

逆にいえば、トランプ氏の辛辣なツイッターのように、

インターネットが人種差別を高めているのかもしれません。

 

コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< April 2019 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM