気になる英語表現(18‐346):spit-spot-on

  • 2018.12.13 Thursday
  • 07:17

 

 

メリー・ポピンズ リターンズ』(2018)の全米公開が、12月19日に迫りました。

大傑作『メリー・ポピンズ』(1964)を超えることができるのでしょうか。

 

そんな中、USA Todayがレビューを出しています。

そこでは、主演のエミリー・ブラントが“spit-spot-on”だと形容されています。

 

一体全体、どういう意味なのでしょうか。

気になります。

勉強してみましょう。

 

spit-spot-on”が登場するのは、次の記事のヘッドラインです。

 

 Review: Emily Blunt is spit-spot-on as the iconic nanny of 'Mary Poppins Returns'
 Brian Truitt, USA TODAY 
 Published 12:00 p.m. ET Dec. 12, 2018 | Updated 1:33 p.m. ET Dec. 12, 2018

 

おわかりでしょうか。

 

spit-spot-on”は、「ぴったりの」を表しています。

調べた限りでは、辞書についていませんから、新語ないしは造語といってよいでしょう。

 

オリジナルは、『メリー・ポピンズ』(1964)です。

その中で、ジュリー・アンドリュース演じるメリー・ポピンズが次のように使うのです。

 

 Well, don't stand there staring. Best foot forward. Spit spot!
 Spit spot! And off we go.
 Come along, children. Spit spot!
 Hurry up, please. Spit spot!

 

spit spot”は、「…が急ぐ」という意味で使われています。

ただし、韻を踏んでいますから「…がテキパキと動く」というほうが雰囲気が出ています。

 

そこで、上から訳していくと、

 

 いい、ぼーっと突っ立てないの。足を前に動かして。テキパキとね。

 テキパキして。さあ、始めましょう。

 一緒に来て。テキパキとよ。

 急いで、お願いだから。テキパキテキパキ。

 

こんな感じでしょうか。

 

それに、“on”がつくと、「…に急いで取り組む」ぐらいの意味になります。

それが、ハイフンでつながれた“spit-spot-on”で「ぴったりの」という感じが出るのです。

 

iconic”は、「象徴的な、アイコンの、アイコニックな」。

 

nanny”は、「住み込み家庭教師」「乳母、子守」

 

というわけで、ヘッドラインを訳すと、

 

 レビュー:エミリー・ブラントは、

 『メリー・ポピンズ リターンズ』のアイコン的家庭教師としてピッタリ

 

となります。

 

レビューは、4つ星中3つ星を『メリー・ポピンズ リターンズ』(2018)に与えています。

メリー・ポピンズ』(1964)と比較されれば、分が悪いはずです。

ゆえに、立派な評価だとおもいます。

 

ちなみに、Rotten Tomatoesでは、支持率75%で、10点満点中7.4点。

Metacriticでは、100点満点中70点となっています。

悪くありません。

ゴールデン・グローブ賞を始め、多くの映画賞で候補になっているのも当然です。

 

本作の舞台は、前作の25年後の世界大恐慌時代の1930年代のロンドンです。

前作の子供ジェーンとマイケルが大人になり、マイケルは3人の子の父親になっています。

しかし、マイケルの妻が死んでしまい、子供たちは寂しいおもいをしています。

そこへ、希望と勇気の使者メリー・ポピンズが、現れるのです。

 

監督・製作・原案は、『シカゴ』でアカデミー監督賞にノミネートされた、『SAYURI (2005)『NINE』(2009)『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』(2011)『イントゥ・ザ・ウッズ』(2014)のロブ・マーシャルです。エミリー・ブラントとは、『イントゥ・ザ・ウッズ』で組んでいます。

 

原案・脚本は、『ネバーランド (2004)『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(2012)でアカデミー脚色賞にノミネートされた、『ペティグルーさんの運命の1日』(2008)のデヴィッド・マギー

 

共同脚本・製作は、『NINE』(2009)『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』(2011)『イントゥ・ザ・ウッズ』(2014)でロブ・マーシャルと組んだジョン・デルーカです。

 

肝心の音楽は、『めぐり逢えたら』(1993)『サウスパーク/無修正映画版』(1999)でアカデミー主題歌賞に、『アメリカン・プレジデント』(1995)『ファースト・ワイフ・クラブ』(1996)『パッチ・アダムス』(1998)で同音楽賞(オリジナル・ミュージカル/コメディ)にノミネートされたマーク・シェイマンと『ヘアスプレー』(2007)TV『SMASH』シリーズ(2012〜2013)でマーク・シェイマンと組んだスコット・ウィットマンが務めます。

 

メリー・ポピンズは、上述通り、は、『プラダを着た悪魔』(2006)でゴールデン・グローブ助演女優賞に、『ヴィクトリア女王 世紀の愛』(2009)で同女優賞(ドラマ)に、『砂漠でサーモン・フィッシング』(2012)『イントゥ・ザ・ウッズ』(2014)、そして本作で同女優賞(コメディ/ミュージカル)にノミネートされたエミリー・ブラント

 

前作でディック・ヴァン・ダイクが演じたバート役に当たるジャック役を、『モアナと伝説の海』(2016)の主題歌“How Far I'll Go”を唄ってアカデミー歌曲賞にノミネートされたリン=マヌエル・ミランダが演じています。

 

その他、ベン・ウィショーに加えて、エミリー・モーティマーメリル・ストリープジュリー・ウォルターズコリン・ファースが共演しています。凄いものです。

 

ディック・ヴァン・ダイクはカメオ出演していますが、残念ながら、ジュリー・アンドリュースは出演を断ってしまいました。

 

日本での公開は、2月1日。

大いに楽しみです。

 

公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/marypoppins-returns.html

 

 

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