気になる英語表現(18‐321):christen
- 2018.11.18 Sunday
- 17:28
“christen”が登場するのは、次の記事のヘッドラインと本文です。
Toddler triggers bottle smash as Symphony of the Seas christened in Miami
Gene Sloan, USA TODAY
Published 8:22 p.m. ET Nov. 15, 2018 | Updated 8:21 a.m. ET Nov. 16, 2018
おわかりでしょうか。
“christen”は、「…を初めて使用する」という他動詞です。
元来は、「…に洗礼を施す、に洗礼名をつける」。
そこから、「…に命名する」が派生し、上の意味になっています。
“toddler”は、「幼児」。
“bottle smash”は、「(進水式などの)ボトル割り」。
というわけで、ヘッドラインを訳すと、
幼児、ボトル割りの引き金を引く、
シンフォニー・オブ・ザ・シーズ号がマイアミで初動する際に
となります。
シンフォニー・オブ・ザ・シーズ号は、世界最大の豪華客船です。
1969年設立の米フロリダ州マイアミ本拠地の米国船会社、
ロイヤル・カリビアン・クルーズの子会社ロイヤル・カリビアン所有の船です。
その船を“christen”したのが、1歳の男の子オーシャン・パナヴェガ君だったのです。
父親が有名俳優で豪華客船ファンであるために実現し、
オーシャン君がシャンパンボトルを船体にぶつけて割るボタンを押したのです。
このパナヴェガ一家は、ポートマイアミでの進水式で、この船の命名者となりました。
セレブ一家の強みです。
シンフォニー・オブ・ザ・シーズ号とオーシャン君の未来に幸多からんことを!