気になる英語表現(18‐277):appalling
- 2018.10.04 Thursday
- 06:36
“appalling”が登場するのは、次の記事のヘッドラインと本文です。
Jeff Flake says Trump mocking Christine Blasey Ford is 'kind of appalling'
Jessica Estepa, USA TODAY
Published 9:16 a.m. ET Oct. 3, 2018 | Updated 3:29 p.m. ET Oct. 3, 2018
おわかりでしょうか。
“appalling”は、「最低の、最悪の、ひどい」を表す形容詞です。
“appall”(…をゾッとさせる、を愕然とさせる)という他動詞から派生したもの。
ゆえに、「ゾッとする、愕然とした、怖ろしい」という意味でも使えます。
“mock”は、「…を真似してからかう」。
“kind of”は、この場合、「多少、ちょっと、やや」という副詞。
というわけで、ヘッドラインを訳すと、
ジェフ・フレイクが発言
クリスティーン・ブラジー・フォードを真似してからかうトランプは「ちょっと最低」
となります。
火曜日の夜、トランプ大統領はミシシッピー州で選挙集会を開きました。
その演説の中で、ブレット・カバノー最高裁判事候補の性的暴行を告発したフォード博士を
物まねでからかったのです。
上の記事で、そのときの動画が見られます。
まったくもって下品極まりない態度です。
それに対して、先週の上院司法委員会でFBIにカバノー候補の調査を命じたフレイク上院議員が、
『Today』というアメリカを代表する朝のニュース番組のインタビューに応えました。
そこで、トランプ氏の言動を「まったく正しくない(just not right)」と断罪し、
次のように述べたのです。
I wish he hadn't done it and I just say it's kind of appalling.
大統領にはあんなことをしてほしくありませんでした。私はちょっと最低というだけです。
フレイク氏は、アリゾナ州選出の共和党議員です。
その他ふたりの女性共和党上院議員からも、トランプ氏は批判されています。
いくら自分が指名した候補をかばいたいとはいえ、
女性の権利を無視したトランプ氏の態度は本当に“appalling”です。
どうにかならんものですかね、この人の性格は。