気になる英語表現(18‐244):fume over

  • 2018.09.01 Saturday
  • 05:19

 

 

米教育長官ベッツィ・デヴォス(上)が、“fume over”されています。

 

一体全体、どうしたというのでしょうか。

気になります。

勉強してみましょう。

 

fume over”が登場するのは、次の記事のヘッドラインと本文です(掲載紙は、USA Today)。

 

 Why sexual assault survivors are fuming over Betsy DeVos' proposed college guidelines
 David Jesse, Detroit Free Press 
 Published 1:01 p.m. ET Aug. 31, 2018 | Updated 1:02 p.m. ET Aug. 31, 2018

 

おわかりでしょうか。

 

fume over”とは、「…に激怒する」「…にカンカンになる」を表す熟語です。

 

fume”には、名詞で「(有害な)蒸気、噴煙」という意味があります。

毒ガスの噴出を想像してもらえば、よいでしょう。

 

ここから、「憤り」「激怒」という意味の名詞が生まれ、

「…が腹を立てる」という自動詞として使われるようになり、上の熟語が生まれています。

頭から湯気が出るようにカンカンになって怒っている様だとご理解ください。

 

なお、“fume over”の代わりに、“fume at”、“fume about”も使用可能です。

 

sexual assault”は、「性的暴行」「レイプ」。

 

というわけで、ヘッドラインを訳すと、

 

 性的暴行被害者たちは、なぜベッツィ・デヴォスの提案する大学指針に激怒しているのか

 

となります。

 

ベッツィ・デヴォスは、1958年1月8日ミシガン州生まれの60歳。

ミシガン州にある私立カルバン大学(BA)を卒業しています。

 

デヴォスは、アメリカを代表する大富豪のひとりです。

共和党の熱狂的支持者で、2016年の選挙では320万ドルも共和党に献金しました。

この功績が認められて、2017年2月からトランプ政権の教育長官を務めています。

 

しかし、長官に承認されるにあたっては、ひと悶着もふた悶着もありました。

公立学校に関わった経験が少なく、低所得層に不利な学校運営を支持していたからです。

この結果、委員会では賛成12、反対11の僅差で、上院に送られることになりました。

しかも、上院では、賛成50、反対50となってしまい、

マイク・ペンス副大統領の議長採決票で、かろうじて承認されたのです。

閣僚の指名に副大統領の議長採決票が使われたのは史上初めてのことした。

それだけ問題のある人物だといえます。

 

このデヴォスが、大学警察における性的暴行の捜査を大学構内(on campus)にとどめ、

校外(off campus)では行わないようにする法案を9月中旬に提出しようとしているのです。

 

しかし、そうなると、フラタニティ宿舎や校外のアパートが除外されることになります。

そういうところでこそ、性的暴行が頻繁に起こっているにもかかわらずです。

 

これでは、性的暴行被害者たちが怒るのも、当然です。

まるで時代を逆行するかのような話です。

大学時代に性的暴行を受けた女性は、アメリカでは2割以上いるといわれています。

その人たちを守るのが教育長官なのに、どういうことでしょう。

 

トランプ政権は、大統領以外にもおかしな人物が山ほどいるようです。

 

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