気になる英語表現(18‐242):monkey up

  • 2018.08.30 Thursday
  • 07:52

 

 

米フロリダ州知事候補が、“monkey up”という表現を使いました。

それが、問題視されています。

 

一体全体、どういうことでしょうか。

気になります。

勉強してみましょう。

 

monkey up”が登場するのは、次の記事のヘッドラインと本文です(掲載紙は、USA Today)。

 

 Ron DeSantis, GOP nominee, warns Florida not to 'monkey this up' by electing Andrew Gillum as governor
 Jeffrey Schweers, Tallahassee Democrat 
 Published 11:22 a.m. ET Aug. 29, 2018 | Updated 2:27 p.m. ET Aug. 29, 2018

 

おわかりでしょうか。

 

monkey up”とは、「…を混乱させる」を表す熟語です。

 

英和辞書には、ついていません。

かなりくだけた表現なので、用心してください。

 

GOP”は、“Grand Old Party”(米共和党)の俗称。

 

というわけで、ヘッドラインを訳すと、

 

 ロン・デサンティス共和党候補、アンドリュー・ギラムを知事に選ぶことで

 事態を混乱させてはならないとフロリダ州民に警告

 

となります。

 

ロン・デサンティス(上)は、1978年9月14日フロリダ州ジャクソンビル生まれの39歳。

イエール大学でBA、ハーバード大学ロースクールでJDを取った白人エリートです。

その後、海軍司法学校に通い、イラク戦争に従軍しています。

2010年に退役したときは、海軍少佐(Lieutenant commander)でした。

その後、政界に入り、2013年に連邦下院議員となって、今日に至っています。

28日の予備選挙で共和党予備選に勝って、共和党州知事候補となりました。

がちがちの保守派で、トランプ派です。

 

対するアンドリュー・ギラムは、1979年7月26日フロリダ州ゲインズヴィル生まれの39歳。

フロリダA&M大学で政治活動を始め、在学中にタラハシー市民委員に選出されています。

市民委員を続けたあと、2013年にタラハシー市長に就任し、いまに至ります。

28日の民主党予備選で、民主党州知事候補となりました。

トランプの弾劾を求める、徹底したリベラル派です。

 

発言が問題なのは、ギラムが黒人市長であるということです。

デサンティスが使った“monkey up”が、黒人を「サル」と呼んだと解釈され、

隠れた人種差別表現(racist dog whistle)だと批判されているのです。

 

デサンティスの水曜日の発言を正確に引用しましょう。

 

 The last thing we need to do is monkey this up

 by trying to embrace a socialist agenda with huge tax increases

 and bankrupting the state.

 

 われわれが絶対にしてはならないことは、現状を混乱させることだ。

 莫大な増税がともなう社会主義的アジェンダを採用し、

 この州を破産させてはならないのである。

 

それにしても、トランプ派の人たちは、発言に繊細さが足りません。

11月の本選では大丈夫なのでしょうか。

 

フロリダ州知事選は、2020年の大統領選挙の前哨戦といわれています。

中間選挙とあわせて、注視することにしましょう。

 

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