気になる英語表現(18‐223):Peace Corps
- 2018.08.11 Saturday
- 08:45
“Peace Corps”が登場するのは、次の記事のヘッドラインと本文です。
Peace Corps: Drug use is on the rise among volunteers, leading to expulsions, report finds
Bill Theobald, USA TODAY
Published 3:20 p.m. ET Aug. 10, 2018 | Updated 5:51 p.m. ET Aug. 10, 2018
おわかりでしょうか。
“Peace Corps”は、「平和部隊」と訳されます。
米国政府が開発途上国へボランティアを派遣し、現地の支援を行うプロジェクトのことです。
日本の青年海外協力隊の米国版とおもってください。
1961年にJ・F・ケネディ大統領によって設立されました。
発音には、注意です。
“corps”(部隊)は、「コープス」ではありません。
フランス語からの外来語なので、「コアー(kɔ́r )」と発音します。
“expulsion”は、「除名」「追放」。
というわけで、ヘッドラインを訳すと、
平和部隊:麻薬使用者がボランティア間で増加し、除名に、報告書が指摘
となります。
記事によると、過去3年間で麻薬使用により152人が除名されています。
そのうちひとりが死亡し、7人が逮捕されました。
平和部隊は、いま現在7000人以上のボランティアが60か国で活動しています。
そして、麻薬に関しては「ゼロ容認」方針で臨んでいるための除名措置です。
平和部隊といえど、内実は平和ではないようです。