気になる英語表現(18‐193):dig

  • 2018.07.12 Thursday
  • 07:49

 

 

米有力政治家の“dig”が、ニュースになっています。

 

一体全体、どういうことなのでしょうか。

気になります。

勉強してみましょう。

 

dig”が登場するのは、次の記事のヘッドラインと本文です。

 

 Top Democrat Linda Sanchez says it's time for 'generational change' in dig at Nancy Pelosi
 Deirdre Shesgreen, USA TODAY 
 Published 2:46 p.m. ET July 11, 2018

 

おわかりでしょうか。

 

この“dig”は、「皮肉」「当てこすり」を表す名詞です。

 

dig”は、「…が掘る」「…を掘る」という動詞でよく知られています。

そのうえで、「…を好む」という他動詞用法を知っていれば、相当な実力でしょう。

 

ところが、上の名詞を知っている人は、多くありません。

ですが、よく使う用法です。

この際、覚えてしまいましょう。

 

なお、ヘッドラインで使われている“in dig at”は、正統的ではありません。

簡略を好むヘッドラインなどでのみ許される形です。

本当は、“in a dig at”と冠詞を置かなければいけません。

これで、「…に皮肉を効かせて」という意味になります。

 

というわけで、ヘッドラインを訳すと、

 

 民主党幹部リンダ・サンチェス、ナンシー・ペロシに当てこすって「世代交代」の時期と発言

 

となります。

 

ナンシー・ペロシは、1940年3月26日の78歳(写真の中央、緑の服を着た女性)。

カリフォルニア州第8区選出の民主党連邦下院議員です。

過去に、女性初の下院議長を務めています(2007−2011)。

いまは、下院少数党院内総務という重責を担った有力政治家です。

 

このペロシに噛みついたのが、リンダ・サンチェスです(写真の左端の女性)。

1969年1月28日生まれの49歳。

カリフォルニア州38区(いまは39区)選出の民主党下院議員です。

2017年1月から、下院民主党党員集会副議長の職にあります。

これは、民主党内序列5位に当たる幹部職です。

ラテン系議員の中ではサンチェスは、最高の職位にあります。

 

このサンチェスが、下院民主党の幹部が年寄りばかりであることを批判したのです。

実際、ペロシが78歳のうえ、ナンバー2もナンバー3も、70代後半なのです。

 

そこで49歳のサンチェスが「世代交代」を要求します。

その発言が、次のものです。

 

 I want to be part of that transition,

 because I don’t intend to stay in Congress until I’m in my 70s.

 

 私は、この世代交代に参加したい。

 なぜなら、私は自分が70代になるまで議員でいる意思はないからだ。

 

70代になっても、後進に道を譲ろうとしない先輩議員を皮肉ったわけです。

 

まあ、どこの国も、一度握った権力を手放さない老人は多いもの。

この“dig”も、ペロシたちに届いたのかどうかは、わかりません。

サンチェスには、ぜひとも若返りを促進してもらいたいものです。

 

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