気になる英語表現(18‐142):cover-up

  • 2018.05.22 Tuesday
  • 08:47

 

米元オリンピック水泳選手が、訴訟を起こしました。

cover-up”が、その訴因です。

 

一体全体、どういうことなのでしょう。

気になります。

勉強してみましょう。

 

cover-up”が登場するのは、次の記事のヘッドラインです。

 

 Olympian files lawsuit against USA Swimming alleging sexual abuse cover-up
 Roxanna Scott, USA TODAY Sports 
 Published 4:01 p.m. ET May 21, 2018

 

おわかりでしょうか。

 

cover-up”とは、「隠蔽」「もみ消し」のことです。

 

これには、「水着の上から羽織る衣服」という意味もあるため、

水泳選手に関する記事なので、意図して使われたと推測されます。

 

cover-up”の起源は、熟語の“cover up”です。

「…を隠す」「…をごまかす」「…を着こむ」という意味があり、上の名詞に派生しています。

「…を覆いつくす」「…を網羅する」と勘違いしている人が多い熟語です。

この際、正確に覚えましょう。

 

Olympian”は、「オリンピック選手」。

 

file lawsuit”は、本来は、“file a lawsuit”と冠詞を置くのが正統的。

簡略を旨とするヘッドラインであるがゆえに、冠詞が省かれているのです。

「…が訴訟を起こす」という意味です。

 

allege”は、「…を申し立てる」「…を主張する」。

 

sexual abuse”は、「性的虐待」。

 

というわけで、ヘッドラインを訳すと、

 

 オリンピック選手、米国水泳協会を告訴、性的虐待を隠蔽した罪で

 

となります。

 

問題の選手は、アリアナ・クーカーズという水泳選手です。

1989年6月1日生まれの28歳。

個人メドレーを専門としていました。

 

2009年には200m個人メドレーで世界記録を樹立しています。

2012年の北京五輪にも同種目で出場し、成績は5位でした。

2013年に引退し、いまはマインドセット・コーチをしています。

 

そのクーカーズさんは、13歳からショーン・ハッチソンというコーチにつきました。

ところが、16歳からこのコーチに性的虐待を受け始めたというのです。

そのことを、米国水泳協会幹部は知っていたのに、“cover up”したというのです。

 

未成年者への性的虐待の疑いを通報しないことは、アメリカでは違法行為となります。

そのために、今回の訴訟となりました。

クーカーズさんは、義務を果たさなかった協会の風土を変えるための訴訟だと発言しています。

 

こういう性的虐待が、早くなくなることを切望してやみません。

 

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