気になる英語表現(18‐106):go cashless
- 2018.04.16 Monday
- 03:59
“go cashless”が登場するのは、次の記事のヘッドラインです。
More restaurants go cashless, accept only cards and other forms of payment
Zlati Meyer, USA TODAY
Published 6:01 a.m. ET April 15, 2018
おわかりでしょうか。
“go cashless”とは、「…がキャッシュレスになる」という慣用句です。
つまり、「…が現金を扱わなくなる」ということです。
“cashless”が「現金を使わない」「現金不要の」という形容詞ですので、
自動詞の“go”の補語となって、上の意味になります。
“go + 形容詞”は、かなりの場合、「…になる」を表すのに使えます。
公式として覚えておくとよいでしょう。
というわけで、ヘッドラインを訳すと、
レストラン、ますますキャッシュレスになり、カードや他の支払い方法だけを受け取ることに
となります。
記事によると、現金支払いを断るアメリカのレストラン・チェーンが増えているそうです。
例として、「Tender Greens」「Sweetgreen」などが挙げられています。
シアトルにあるスターバックスの1店舗も、現金を受け付けないそうです。
それもこれも、クレジットカードを支払いに使う人が年に5.3%も増え続けているからだとか。
しかも、現金を断ることで、現金の会計処理に時間がかからなくなり、
店内の会計係によるコソ泥行為(pilferage)を減らし、
強盗(stickup)に襲われる恐怖をから解放されるからだといいます。
もちろん、クレジットカードをもたない人もいます。
若年層や貧困層の人びとです。
そういうひとたちはは、キャッシュレス・レストランは使えません。
しかし、それでも、客足には関係ないとか。
もちろん、マクドナルドなどのファーストフード店ではいまも現金が使えます。
経営戦略によって、支払い方法が変わる時代になったということでしょう。
善かれ悪しかれ、時代の流れといえます。