気になる英語表現(17‐336):daredevil
- 2017.12.16 Saturday
- 08:16
“daredevil”が登場するのは、次の記事のヘッドラインと本文です。
Daredevil Wu Yongning died after falling off skyscraper in China. What is 'rooftopping'?
USA TODAY NETWORKJosh Hafner, USA TODAY
Published 3:44 p.m. ET Dec. 14, 2017 | Updated 11:00 a.m. ET Dec. 15, 2017
おわかりでしょうか。
“daredevil”とは、「向こう見ずな人」「命知らずの人」という名詞です。
「向こう見ずな」「命知らずの」という形容詞でも使えます。
“dare”([危険]にあえて挑戦する)と“devil”(がむしゃらな人)の複合語です。
1794年には、すでに使用例があります。
ともあれ、「人の注意を引くために、非常に危険なことに従事する人」が“daredevil”なのです。
“rooftopping”とは、「高層ビルの高所で写真を撮ること」。
直訳すれば、「屋上の上に上がること」ですから、雰囲気は伝わります。
いまでは、「高層ビルの高所で危険なパフォーマンス動画を撮ること」をよく指します。
日本では「ルーフトッピング」と呼ばれているようです。
なお、“rooftopping”を実行する人のことは、“rooftopper”といいます。
というわけで、ヘッドラインを訳すと、
向こう見ずな呉永寧、中国で高層ビルから落ちて死亡。「ルーフトッピング」とは何?
となります。
呉永寧さんは、26歳の中国人。
11月8日に高さ260メートルの高層ビル「華遠國際中心」の屋上から、
命綱をつけずにビルの縁にぶら下がろうとして転落し、死亡しました。
そして、類似の転落事故が、10月にシカゴでも起きるなど多発しており、
それがこの記事につながっています。
極度の高所恐怖症患者である貧乏英語塾長には、まったく理解できない暴挙です。
“daredevil”な“rooftopper”が撮った写真を見ただけで、めまいがします。
“rooftopper”希望の皆さん、命を大切にしてください。