気になる英語表現(17‐268):bump stock

  • 2017.10.09 Monday
  • 04:55

 

ラスベガス銃乱射事件が、米国で銃規制論争を巻き起こしています。

焦点となっているのが、“bump stock”です。

 

一体全体、何なのでしょう。

気になります。

勉強してみましょう。

 

bump stock”が登場するのは、次の記事のヘッドラインと本文です。

 

 NRA: Trump administration, not Congress, should ban 'bump stocks'
 Gregory Korte, USA TODAY 
 Published 12:27 p.m. ET Oct. 8, 2017 | Updated 12:32 p.m. ET Oct. 8, 2017

 

おわかりでしょうか。

 

bump stock”とは、「銃改造部品」。

より具体的にいえば、「半自動小銃を高速連射できる自動小銃に改造するための部品」です。

日本では、「バンプストック」とカタカナで表現されています。

 

この場合の“bump”は、“bump back”(…が反動で後退する)。

引き金を引くと、自動的に銃身が元の位置に戻り、高速連射が可能になることです。

 

stock”は、「銃床」。

発射時の反動を抑えるために、肩にあてる部品のことです。

「在庫」ではありませんから、お間違いなく。

 

こうして改造した火器を使って発射することを“bump fire”というので、

bump fire stock”ともいわれます。

ですが、いまは短くした“bump stock”が一般的です。

 

NRA”は、“National Rifle Association”(全米ライフル協会)の略。

 

ban”は、「…を禁止する」。

 

というわけで、ヘッドラインを訳すと、

 

 全米ライフル協会:連邦議会ではなく、トランプ政権が「バンプストック」を禁止すべき

 

となります。

 

いくら銃社会の米国といえども、自動小銃は簡単に入手できません。

しかし、半自動小銃とバンプストックは容易に購入できるため、

半自動小銃を自動小銃に改造する輩が後を絶たないのです。

 

なお、バンプストックはオバマ政権時代の2010年に、

アルコールたばこ火器取締局(ATF)が販売許可を与えています。

(ろくでもないですね、バラク・オバマ!)

 

今回の銃乱射事件の犯人も“bump stock”を使って、自動小銃化していました。

そのため、“bump stock”に規制をかけようという動きが、

民主党を中心に連邦議会で起きたのです。

 

ところが、NRAがそれに反発します。

日曜日に、NRA副会長ウェイン・ラピアが、TVニュース番組のインタビューで、

議会が法律化してしまうことに反対すると表明したのです。

バンプストックの販売と銃改造の禁止法案が、

さらに厳しい銃規制につながることを懸念しての発言です。

 

厳しい銃規制に反対してきた共和党とトランプ政権が、どのような判断を下すのか。

米国で銃規制が、一気に進むのか。

 

この“bump stock”をめぐる論争が、ひとつの分水嶺になるかもしれません。

注目です。

 

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