気になる英語表現(17-99):zip

  • 2017.04.19 Wednesday
  • 08:45

 

明日、小惑星が地球に最接近します。

天体望遠鏡さえあれば、観測できるそうです。

 

そのことを、USA Todayは‟zip”を使って伝えています。

 

どういう意味なのでしょう。

気になります。

勉強してみましょう。

 

zip”が登場するのは、次の記事のヘッドラインです。

 

 Huge asteroid to zip 'near' Earth on Wednesday
 Doyle Rice, USA TODAY 3:26 p.m. ET April 18, 2017

 

おわかりでしょうか。

 

zip”は、いろいろな意味を持つ単語です。

 

よく知られているのは、他動詞で「…をジッパーで締める」というものでしょう。

‟zipper”としなくても、それだけで「ジッパー」という名詞でも使えます。

 

アメリカの郵便番号を、‟ZIP code”というのもご存じのはずです。

 

ですが、ここではどれも当てはまりません。

…が勢いよく進む」「…が元気よくやる」「…が疾走する」という自動詞なのです。

 

本来は、「…がびゅっと音を立てる」という擬態語からスタートしています。

他動詞では「…に元気を与える」となり、

名詞では「びゅっという音」とともに「活力」「元気」という意味になります。

 

これまた、簡単におもえる単語ほど奥が深いという英語の特徴を表す好例でした。

 

なお、‟asteroid”が、「小惑星」。

「星の」という形容詞でもあります。

ギリシャ語の「星(aster)」に由来する単語です。

 

なお、‟asteroid”には、「ヒトデ」という意味もありますから、知っておくとよいでしょう。

このヒトデ、平易な英語では‟starfish”といいますから、面白いですね。

 

というわけで、ヘッドラインを訳すと、

 

 巨大な小惑星、水曜日に地球「近くに」急接近

 

となります。

 

記事によると、直径2000フィートの小惑星が、地球から110万マイルまで‟zip”します。

ちなみに、これをわれわれ日本人にわかりやすく書き直すと、

直径650mの小惑星が地球から180万劼竜離を通過するということです。

地球に衝突する可能性はありません。

 

日本語で「巨大な小惑星」というとヘンテコに感じます。

ですが、こればかりは専門用語ですから仕方ありません。

 

なお、記事ではその巨大さを「ローズボウルの2倍の大きさ」と表現しています。

ローズボウルとは、米カリフォルニア州パサデナにあるフットボール・スタジアムのことです。

毎年元日に大学フットボールの対抗戦が行われることで有名です。

日本であれば、「東京ドームの2倍の大きさ」とするところでしょうか。

お国柄が出ています。

 

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