常に礼儀正しくあれ

  • 2016.11.28 Monday
  • 10:25

成功するための必要条件をひとつだけ挙げるとすれば、「礼儀正しさ」を挙げます。

 

礼儀と常識が備わっていない人は、他人から信用を得られません。

仕事上のパフォーマンスも低下します。

 

そして、これは「推測」ではなく、「科学的事実」なのです。

 

**********

 

礼儀正しさは職場にプラスの効果
従業員に敬意を払う職場環境は生産性や創造性を向上させる

The Wall Street Journal 2016 年 11 月 24 日 15:01 JST

 

――筆者のクリスティーン・ポラス氏は米ジョージタウン大学マクダナー経営大学院の教授。「Mastering Civility: A Manifesto for the Workplace」の著者でもある

 

***

 

 私は社会人になったとき、夢に描いていた仕事に就くことができたと思った。スポーツ・アカデミー(専門学校)の開設を支援する仕事だった。だが、すぐに嫌な職場に足を突っ込んだことに気付いた。そこはいじめやその他の礼節を欠いた行為が横行する職場だった。そのときの経験は、私がその後「無礼さ」のコスト(代償)について研究を始めるきっかけになった。「無礼さ」とは他人に敬意を払わない無神経な態度であり、職場の規範に反していると感じられる行為だ。

 

 私はこれまでの経験で、他人とどう接するかが全てであることを学んだ。つまり、他人が自分と良い関係を構築し、信頼し、従うかどうか、自分をサポートするかどうか、そして、自分のために懸命に働いてくれるかどうかは全て、自分が他人とどう接するかによって決まるということだ。一般に他人の気持ちを高め、鼓舞できるのは、その人に敬意を示し、大切にされている、意見が尊重されていると思ってもらうことで可能になる。逆に、無視したり、みくびったり、意図的に傷つけたりといった無礼な行動をとれば、その影響は非常に大きい。

 

 研究によると、従業員らが自分たちに敬意が払われていないと感じると、彼らのパフォーマンスは低下する。従業員は仕事に集中せず、さまざまな出来事を気にしたり、不満を顧客にぶつけたり、職場を避けたりするようになる。無礼な行為が従業員の思考力や人の役に立とうとする姿勢にもっと微妙な形で影響を及ぼし得る。それは、米フロリダ大学のアミール・エレズ教授と私が2007年に「アカデミー・オブ・マネジメント・ジャーナル」に掲載された論文で発表した通りだ。

 

 われわれのある実験では、実験者が一部の参加者(被験者)の属するグループをけなした。その後、被験者たちにアナグラム・ワードパズル(単語のつづりを入れ替えるパズル)を出題したところ、けなされた被験者たちの成績は、けなされなかった被験者より33%悪かった。また、れんがの使い方に関するブレーンストーミング(集団で自由にアイデアを出し合う方法)の課題を出したところ、けなされた被験者たちが出したクリエーティブなアイデアの数は、けなされなかった被験者より39%少なかった。われわれの2つめの実験では、忙しい教授に扮(ふん)した人が、課題を行う前に一部の被験者たちを無礼な言い方で注意した。自分(教授に扮した人)の邪魔をしたという理由で叱責したのだ。すると、叱責された被験者たちの単語パズルの成績は、無礼な対応をされなかった被験者より61%悪く、ブレーンストーミングの課題でも、出てきたアイデアの数が58%少なかった

 

 われわれがその後行った実験(09年に学会誌「オーガニゼーショナル・ビヘイビア・アンド・ヒューマン・ディシジョン・プロセシズ」で発表)においても、無礼な行為を目撃しただけの人についても同じパターンが確認された。3件の実験で、無礼な行為を目撃した人の単語パズルの成績は、目撃しなかった人より25%悪かった。ブレーンストーミングの課題でも、出てきたアイデアの数が45%近く少なかった。また無礼な行為を目撃した人は、実験者が追加的なタスクを行うと言っても、手伝う姿勢をみせる確率はずっと低くなった。

 

 リーダーや企業にとって、これは何を意味するのか。端的に言えば、礼節にはそれだけの価値があるということだ。15年にあるバイオテクノロジー企業の研究開発部門を対象にして私も参加した実験(「ジャーナル・オブ・アプライド・サイコロジー」誌で発表)では、同僚を「礼儀正しい」(ここで言う礼儀正しさとは、敬意を払って誰かに接する態度であり、落ち着き、丁寧かつ機嫌良く相手と接すること)と評価する人々は、その人に仕事のアドバイスを求める可能性が高い。また、その人をリーダーとして認める確率が2倍高いことが分かった。礼儀正しいと評価される人のパフォーマンスは、マネジャーからそう評価されない人より13%良かった。礼儀正しくあることで、リーダーは組織に好循環をつくりだし、皆が仕事に一層集中できるようにするのだ。

 

 リーダーは組織の色を決める。金融サービス会社、モトリー・フールのトム・ガードナー最高経営責任者(CEO)は12年、同社の従業員250人に難しい課題を出した。各従業員が年末までに他の全ての従業員の名前を覚えられたら、通常の年間賞与の20%を得られるというものだった。ただし、誰か一人でも間違えれば、誰ももらえないという仕組みにした。すると、従業員らはこの難題を達成した。ガードナー氏の目標は、より強い絆を構築し、組織の全体的な文化を改善することだった。同氏は大切なことに気付いているのかもしれない。同社によれば、同社の離職率は2%未満という低さだ。

 

 礼儀正しさがチームのパフォーマンスを上げる理由の1つは、「心理的な安心感」が高まるからだ。チーム環境が信頼でき、敬意を払える場所であれば、リスクを取れるように感じるのだ。インターネット検索大手のグーグルが180を超える活動中のチームを対象に行った研究によると、誰がチームにいるのかはそれほど重要ではない。むしろ、チームの各メンバーがいかに交流し、仕事を組み立て、自分たちの貢献をどうみているかの方が重要であることが分かった。心理的な安心感のあるチームに所属する従業員は、チームメートのアイデアを利用する確率が高く、グーグルを去る確率が低かった。こうしたチームが生み出す売り上げは多く、幹部から「効率的」と評価される頻度も2倍高かった。

 

 人と接するとき、あなたにはいつも選択肢がある。あなたは人々を持ち上げて鼓舞したいのか、それとも抑えつけたいのか。それを自覚しているか否かにかかわらず、あなたは毎日の自分の行動でその質問に答えているのだ。

 

**********

 

当英語塾INDECの会員と話していると、

どの会社にもまだハラスメントをする人間が大勢いることを知り、悲しくなります。

 

大声をあげてなじったりしても、他人を鼓舞することはできません。

そういう人を見るだけで、パフォーマンスは低下します。

 

とはいえ、それを直接注意しても、逆ギレするのがオチでしょう。

したがって、会員から相談があったら、即座に転職を勧めます。

 

とはいえ、そこが有名企業だと決断が鈍るようです。

しかし、そのためにうつ病その他の健康障害を起こしては、元も子もありません。

 

過去にそういうパワハラ被害に遭って、心身トラブルを抱えた会員たちを多く観てきました。

ゆえに、いまは断固として、退職を主張します。

 

逆に、パワハラすることも、厳に戒めます。

部下や後輩に対しても、「君」「さん」をつけて名前を呼び、敬語で話すべきだと指導します。

 

「かつて許されたことが、いまは通用しなくなった」という言い方をする人がいます。

とんでもない誤りです。

当時も許されてはいなかったのです。

ただ、いまと違って、そういうハラスメントを告発する人や研究が少なかっただけです。

 

周囲の人すべてに礼儀正しく、常識ある態度で接し、大成功を収めたいものです。

 

今日の教訓:無礼が通用する世界は、どこにもない!

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