気になる外来語:ロースター

  • 2016.11.22 Tuesday
  • 11:04

英語学習を難しくするもののひとつに「外来語」があります。

特に、英語由来なのに、原音とずれていると、混乱を起こします。

大昔に取り入れられたものばかりでなく、最近導入された外来語にも、そういうものがあるのです。

 

そのひとつとして、「ロースター」を取り上げてみましょう。

 

ロースター」と聞いて、何を思い出されるでしょうか。

 

貧乏英語塾長は、‟roaster”を思い浮かべました。

つまり、‟roast”(焼く、ロースト)するための機械、もしくは人間です。

具体的にいえば、ローストビーフを作るオーブンであったり、コーヒーを炒る器具です。

 

発音は、/róʊstɚ/。

カナで書けば「ロウスタ」となります。

したがって、「ロースター」という表記にいちばん近い英単語です。

 

実際、東京・広尾にある焼き肉店を紹介した記事に「ロースター」が使われています。

 

「高森和牛」焼きたてより美味 霜降り、絶妙の脂溶け
日経スタイル 2016/10/31

 

**********

 

 遠赤外線効果の力で内側まで火を通しながら、肉の周りはじっくりと焼き上げてくれるこだわりの無煙ロースターで調理した後は、アルミホイルに巻いて20分ほど放置。

 

**********

 

ロースター」がこの意味だけで使われていればよいのですが、そうならないので厄介です。

 

次の日経の記事で、見つけてしまいました。

 

WBCへの意識に変化? 米国の本気測る試金石 
スポーツライター 杉浦大介
2016/11/21 6:30 日本経済新聞 電子版

 

この記事の冒頭に、「ロースター」が出てくるのです。

 

**********

 

来年3月に開催される第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日程が正式に発表された。今後、各国がそれぞれのロースター(出場登録選手)を整えていくことになる。

 

**********

 

野球オンチの貧乏英語塾長、この記事を観たときに、困惑しました。

いつから‟roaster”が、「出場登録選手」という意味になったんだ?!

 

そこで調べたら、‟roaster”には「出場登録選手」なんて意味がありません。

ホッとしました。

 

それでは、この「ロースター」は何?

と思って、ウィキペディアで調べてみたら、‟roster”だったんですね。

 

発音は、/rάstɚ/。

カナで書けば、「ロスタ」もしくは「ラスタ」がいちばん近いです。

とにかく、「ロ」と「ラ」の中間の短音で始める単語です。

間違っても、「ロースター」「ラースター」と長音にしてはいけません。

 

そして、‟roster”なら、貧乏英語塾長も納得です。

通常、「名簿」「登録簿」という意味で使われるからです。

ゆえに、メジャーリーグで「出場登録選手」という意味で使われても、不思議ではありません。

 

しかし、これがどうして‟roaster”と同じ表記になってしまったのか。

そこがわかりません。

原音の発音に無頓着な人が「ロースター」と書いたのが、市民権を得てしまったというわけでしょう。

 

ちなみに、‟roster”は、大学院以上、英検1級、TOEIC950点以上のレベルの難しい単語。

これを‟roaster”と同じ発音だと勘違いしたことは十分に考えられます。

もっとちゃんと英語を勉強しておいてほしかったものですね、最初に訳した人には。

 

英語勉強家のみなさん、勉強に終わりはありませんぞ。

勉強し続けてください。

 

今日の教訓:カタカナ外来語には、ご用心!

今日の教訓:

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