“s”の発音に、イライラさせられる今日この頃

  • 2016.06.06 Monday
  • 12:14


外国語の発音で、意外と間違いやすいのが、語尾の“s”です。
特に、外来語として日本語化しているものは、かなり間違っています。

英語勉強家と胸を張るためには、語尾の“s”にも気を配りたいものです。
 
贔屓にしているノバク・ジョコビッチ選手が、
初めて全仏オープンで優勝し、生涯グランドスラムを達成してくれました。
めでたい、めでたいと喜んでいたら、その記事で妙な表記を見つけました。
「ローランギャロス」です。

**********

ジョコビッチが四大大会全制覇 史上8人目、全仏テニス 
2016/6/6 1:30日本経済新聞 電子版

 【パリ=共同】テニスの四大大会第2戦、全仏オープン最終日は5日、パリのローランギャロスで行われ、男子シングルス決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのアンディ・マリー(英国)を3―6、6―1、6―2、6―4で破って初優勝し、史上8人目の四大大会全制覇を達成した。

 29歳のジョコビッチは四大大会12勝目で、全豪オープン6勝、ウィンブルドン選手権3勝、全米オープン2勝。昨年のウィンブルドン選手権からの四大大会4連勝は史上3人目の快挙となった。優勝賞金200万ユーロ(約2億4200万円)を獲得した。

 A・マリーは2012年全米、13年ウィンブルドン選手権に続く四大大会3勝目を逃した。

 女子ダブルスはキャロリン・ガルシア、クリスティナ・ムラデノビッチ組(フランス)が初優勝した。

**********

これは、全仏オープンの会場名ですが、
世界で初めて地中海横断飛行に成功した、
フランスの英雄的パイロットRoland Garros(1888年10月6日 - 1918年10月5日)
の名前に由来しています(上の優勝カップにも、その名が刻まれています)。

しかし、フランス語では語尾の“d”、“s”は発音しないことが多いので、
フランス語風に発音すれば、「ローラン・ギャロ」となるわけです。
実際、全仏会場も日本語では「ローランド」ではなく「ローラン」と表記されています。
なのに、なぜ、「ギャロ」ではなく、「ギャロス」なのでしょう。
貧乏英語塾長は不思議でした。

その謎を、ウィキペディアの記事「スタッド・ローラン・ギャロス」の脚注が明かしてくれました。
そこには、
「フランス語に忠実な読み方はスタッド・ローラン・ギャロであるが、
実際はテニス用品店などにローラン・ギャロの名がよく使われているため、
マスメディアではそれらと区別する意味でローラン・ギャロスとしている」
と書かれていたのです。

というわけで、海外で全仏会場を発音したければ、
「ローランギャロス」ではなく「ローランギャロ」と発音しなければいけません。

同じことは、英語でも起きています。

たとえば、野球のチームです。
田中将大投手が在籍するThe Yankeesを日本では「ヤンキース」といいます。
これだと、「キー」にアクセントがあるように思えます。
ですが、これは間違いです。
英語では「ヤ」にアクセントがあるのです。
ゆえに、発音に忠実に表記すると、「ヤンキズ」となり、“s”も濁ります。

同じく、前田健太投手がいるThe Dogersも、
日本では「ドジャース」と「ジャー」にアクセントを置いて、“s”を濁りません。
しかし、本当は「ド」にアクセントがあって「ドジャズ」と“s”も濁ります。

“s”だけのことですが、これだけ外国語と日本語の発音は違います。
細部まで正確に発音できるように、丁寧に勉強してください。

今日の教訓:神は、細部に宿る!
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